診療放射線科

当放射線部は現在放射線技師3名、事務員1名のスタッフが働いています。 また、当院では日本放射線技師会認定の放射線管理士、機器管理士、特定非営利活動法人日本X線CT専門技師認定機構認定のX線CT認定技師の資格を取得した技師がおり、各担当検査に就いております。 当放射線部の特徴としましては、当院が循環器内科、特に心臓病の診断・治療に力を入れているという事もありまして循環器用血管撮影装置、RI(核医学検査装置)など大規模病院並みの充実した放射線機器が装備されていると言うことです。 その他にCT、透視装置などを使い臨床医に十分な画像情報を提供するために業務しております 。

一般撮影

一般撮影

一般撮影とは、X線を体に照射して写真を撮る検査であり、 単純写真という言い方もしますし、一番聞きなれているのがレントゲン写真という呼び方でしょうか?健康診断の時に撮る胸部写真や骨折や捻挫の時に撮る骨の写真がそれに当たります。 当院の撮影室は、胸腹部専用の撮影室が1室、汎用(整形領域、泌尿器撮影、ストレッチャーでの胸腹部撮影など)の撮影室が1室あります。また、2008年9月にCR(Computed Radiography)の導入を行いました。
その他各病室で撮影するための回診用装置を配備しております。

検査を受けられる方へお願い
  • ボタン、ファスナー、飾り等のある衣服、肌着(ブラジャー)は脱いで頂いて検査着に着替えて頂く場合が御座います。 また、湿布、エレキバン、カイロ、ネックレス等写真に移り込んでしまう恐れのある物は、はずして頂きます。撮影担当者が確認させて頂きますが心当たりのある方は、お申し出ください。
  • 妊娠している可能性のある方は、撮影前に医師、または看護師、技師にお申し出ください。
被ばく線量について

一般撮影のような診断領域の撮影では放射線の被ばくによる影響はほとんどありません。 安心して検査を受けてください。

X線透視検査

X線TV装置

X線透視検査とは、X線テレビ装置とX線吸収差を利用して臓器を写り易くするための造影剤というお薬を使用して、体内の臓器の動きや形を観察しながらX線写真を撮影する検査です。 当院では主に健康診断における胃バリウム検査をおこなっています。また、X線透視は、内視鏡と組み合わせた検査や体内に挿入した管の位置を観察する等の処置、治療の補助的役割としても用いられています。

胃バリウム検査説明書 PDF(48kB)→ pdf
大腸バリウム検査説明書 PDF(44kB)→pdf
FPD搭載型X線TV装置更新

平成30年7月に、島津製作所社製「FLEXAVISION F3 Package」に更新しました。
本装置は、透視・撮影両方に対応する半切サイズの視野を持つ大視野フラットパネルディテクタ(FPD)を搭載し、消化管検査はもとより、他の診断・治療に幅広く利用できます。
また、パルス透視を標準装備しているほか、不要な軟X線を効率よく除去できる3種類のBH(Beam Hardening)フィルタを装備しているため、従来使用装置と比べ被ばくが少ない検査を行うことが出来ます。

検査を受けられる方へお願い
  • ボタン、ファスナー、飾り等のある衣服、肌着(ブラジャー)は脱いで頂いて検査着に着替えて頂きます。 また、湿布、エレキバン、カイロ、ネックレス等写真に移り込んでしまう恐れのある物は、はずして頂きます。撮影担当者が確認させて頂きますが心当たりのある方は、お申し出ください。
  • 妊娠している可能性のある方は、撮影前に医師、または看護師、技師にお申し出ください。

CT検査

X線CT装置

CTとはコンピュータ断層撮影(Computed Tomography)のことで、 X線とコンピュータを用いて体の断層像(輪切りの画像)を得る装置です。一般撮影で得られる画像は、一方向からのX線が透過してできる重なりの像で影絵に例えられます。 一方CT検査で得られる画像は、体の周囲からX線をあて、それぞれの方向から透過してきたX線の度合いをコンピューターで処理する事により輪切りの画像を作成します。 これにより体の内部や臓器の裏側にできた病変を発見することができます。CT検査自体は体に対する痛みや刺激はまったくありません。頭の中はもちろん骨や内臓、筋肉などほとんど の部位を検査することができます。

検査を受けられる方へお願い
  • 検査をする部位によっては、金属で出来たボタン、ファスナー、飾り等のある衣服、肌着(ブラジャー)は脱いで頂いて検査着に着替えて頂く場合が御座います。 また、エレキバン、カイロ、ネックレス等は外して頂く場合があります。撮影担当者が確認させて頂きますが心当たりのある方は、お申し出ください。
  • 妊娠している可能性のある方、一週間以内に胃、腸などのバリウム検査を受けられた方は、撮影前に医師、または看護師、技師にお申し出ください。
こちらもお読み下さい。PDF(60kB)→pdf

骨密度測定

骨密度検査装置

高齢化社会を迎え、骨粗鬆症による骨折の危険性が話題になっています。高齢者の骨折は‘寝たきり’になる可能性もあり著しく「生活の質」の低下を来たします。
骨折の危険性を予知するには、骨の強度(骨塩量の測定)を知ることが重要です。
北成病院では、平成30年7月よりDXA法を用いて測定する骨密度測定装置を導入しました。骨粗鬆症が心配な方、検査を受けてみたい方は、医師にご相談下さい。

DXA法とは

DXA(Dual energy X-ray Absorptiometry)とは二重エックス線吸収法といわれ、2種類の異なるエネルギーのX線を照射し、骨と軟部組織の吸収率の差により骨密度を測定する方法を指します。いずれの部位でも測定精度が高く、迅速に測定できるので、骨密度測定のスタンダードとされています。

血管造影検査

血管造影装置

血管造影とは、手首や足のつけ根の血管から針を刺して、 細い管(カテーテル)を目的の血管まで挿入して造影剤を注入しながら連続的にX線撮影を行い、心臓をはじめ色々な部位の血管の走行や状態を観察する検査です。 当院では、心臓・大血管領域の検査を主に行っています。また、撮影だけでなくカテーテルを用いて冠状動脈の血管内治療(IVR:Interventional Radiology)を行っています。
狭窄した血管に直接薬を注入したり、血管をバルーン(風船)で広げたり、ステント(コイル状のトンネル)で狭窄部分を拡張する治療も行っています。
当院では、平成28年9月にPHILIPS社製の最新の血管造影装置に更新しました。今まで使用していた装置と比べ、被ばく線量の大幅な低減、画質が格段に向上、心臓はもちろん、大動脈から下肢動脈などの末梢動脈の検査・治療にも対応するように広い観察視野を 実現しました。また高度な治療技術を支援する裕福なアプリケーションを搭載し、より精度の高い検査・治療につながります。

心臓カテーテル検査

心臓カテーテル検査とは、手首や足のつけ根の動脈からカテーテルを入れ、心臓(左心室)や心臓を動かすために必要なエネルギーを運ぶ冠状動脈と言う血管を写し出す検査です。
心筋梗塞や狭心症の診断、バルーン拡張術・冠動脈内ステント留置術などの治療に用いられます。また、心臓弁膜症や不整脈の診断のために抹消静脈血管からカテーテルを入れ、右心室や 肺動脈に挿入して、心臓の内圧測定、血流量の測定、血液ガスの分析、心臓の電気の流れを計測する検査(右心カテーテル)も行われます。

使用装置
  • 循環器用X線診断システム :血管造影装置の中でも高機能を要求される循環器用X線診断装置を、平成28年9月に最新鋭のフィリップス社製 Allura Xper FD20Cに更新した。
  • 大動脈バルーンパンピング(IABP) : 補助循環装置で大動脈内に置いたバルーン(風船を心電図と連動させて、膨らませたり、しぼませたりして心拍出量(左心室から送り出す血流量)や冠状動脈の血流量を増加させる装置。
  • 血管内超音波検査(IVUS) : 超小型の超音波振動子を装着したカテーテルを冠動脈内に挿入して、360度方向の血管短軸断層像を得る検査です。その画像は、血管壁内のプラークの形、組織の性状などをかなり正確に表現することから、治療方針の決定、ステント治療後の結果確認などの目的で行われます。
  • 多用途測定記録装置ポリグラフシステム : 検査中のカテーテルデータ(圧データ、心電図データ等)を表示、解析、保存する装置。
デジタルシネ
循環器用X線診断システム
IABP
大動脈バルーンパンピング
IVUS
血管内超音波
装置
ポリグラフ
多用途測定記録装置ポリグラフシステム
心カテ・スタッフ

医師:2~4名
看護師:2名
診療放射線技師:1名
臨床検査技師:1名
臨床工学士:1名
※一般的な検査の人員

RI検査

RI検査

RI検査とは、放射線を放出する少量の薬(これを放射性医薬品という)を主に注射したり、場合によっては飲んだり吸ったりして体の中に入れて、 体内から出てくる放射線をガンマカメラと言う特殊な機械で体の中の様子を画像(シンチグラム)にする方法です。X線検査、CT検査、MRI検査、超音波等では臓器の形がわかりますが、 RI検査では体の外からではわかりにくい、臓器の機能や病気の状態もわかるのが特徴です。放射性医薬品に含まれる放射線を放出する物質を放射線同位元素(Radio Isotope, ラジオアイソトープ)と言い、 英語の名称を略してRI検査と呼んでいます。病院によっては核医学検査と呼ばれています。

RI検査の流れ

RI検査は、脳や心臓といった目的部位ごとに流れが異なります。注射と同時に検査が始まる場合もあれば、数時間あるいは数日後に検査を行う場合もあります。検査の種類によっては、 検査前に食事を制限したり、反対に検査時間に合わせて食事をして頂いたり、下剤を使ってお腹の中を空にしていただくなどの注意事項があります。しかし、すべての検査で共通するのは、 放射性医薬品(RI)を投与してからガンマカメラで撮像する事です。

放射性医薬品の特徴
  • 薬に含まれる放射線の量は極めて微量です。体に影響を及ぼすことはありません。放射線の影響を心配される方も多いと思いますが、検査に使われる放射性同位元素は、 短時間で減衰したり、体の外に排泄されやすいものを使っています。投与されるアイソトープの種類や量は、放射線治療の成績や広島、長崎の被爆者のデータ、動物実験の結果などから 国際放射線防護委員会の詳細な検討に基づいて、患者さんの利益ができるだけ大きくなるように決められます。
  • 薬剤としての薬理作用もほとんどなく、副作用が起こる危険性の極めて少ない薬です。
検査画像及びデーター
骨シンチ
骨シンチ画像
QGS
心臓解析ソフトQGS