栄養科

栄養給食部では安全で質の高い食事の提供に努めています。
また、患者さまのQOLに視点をおいた栄養相談・栄養指導を行い、適切な食生活が自己管理できるよう支援しています。

スタッフ

  • 病院職員:管理栄養士1名
  • 委託職員:栄養士2名 調理員10名

病院食

入院食

一日あたり約300食を作っています。患者さまのお食事は一般食と特別治療食に分かれており、うち特別治療食は60%を占めています。
栄養給食部では、常に看護師と連携をとり、食欲不振の方や禁止食品、アレルギー食品のある患者さまには個人対応を心がけています。また、主食の種類や量・副食の柔らかさなどの好みが取り入れられます。

食事の種類
一般食 常食(A食、B食)、7部・5部・3部粥食、流動食
特別食 糖減塩食Ⅰ~Ⅳ、肝臓病食Ⅰ・Ⅱ、腎臓病食Ⅰ~Ⅲ、低脂肪食Ⅰ~Ⅳ
胃潰瘍食、貧血食、検査食、濃厚流動食(疾患有り)
行事食 お正月、節分、ひな祭り、七夕、十五夜、クリスマス等
その他 きざみ、ミキサー、とろみ等の個別対応もしています。

メニュー

常食A
  • 朝食A
    朝食A
  • 昼食A
    昼食A
  • 夕食A
    夕食A

常食B
  • 朝食B
    朝食B
  • 昼食B
    昼食B
  • 夕食B
    夕食B

行事食(クリスマスメニュー2022年12月24日)

行事食は病院で療養される患者さまにとって季節を感じられる唯一の機会であり、楽しみにされているかたも多いものです。
 今年のクリスマスメニューは「ピラフ」と「チキンのトマト煮込み」「レタスの胡麻サラダ」。そして、いつもの献立には登場しない「クリスマスケーキ」。
メイン料理のチキンはトマトの赤とブロッコリーの緑でクリスマスカラーに仕上げていますが、柔らかいお食事を摂る患者さまも増えてきたので今回はしっかりと煮込んで食べやすく調理しています。
また、ピラフのように味の付いているご飯は減塩食を提供している当院では珍しく、患者さまに好評なメニューの一つです。
さらに行事食に添えるカードは栄養士が1つずつ手作りしていて、行事が終わった後も病室に飾っている患者さまも多くいらっしゃいます。
時折、お礼のお手紙をいただけることもあり栄養科でもあたたかい気持ちになります。

  • クリスマス
    クリスマスメニュー
  • クリスマス
    クリスマスカード

行事食(お正月2022年~2023年)

療養病棟のある当院では年末12月31日~翌年1月3日まで、患者さまに行事食を提
供しています。
年末は年越しそばから始まり、お赤飯や安全に召し上がって頂けるように喉に詰らないお餅が入ったお雑煮風など、療養される患者さまに少しでも季節を感じてもらえるように心がけています。おやつに提供している干支の”ねりきり”もこの日ならでは。
お正月気分を味わって頂けたでしょうか?

  • お正月
    おせち料理朝食
  • お正月
    おせち料理昼食
  • お正月
    おせち料理夕食
  • お正月
    ねりきり

行事食(節分2023年2月3日)

節分は四季の移り変わる節目のことをいい、立春の前に行われる節分は、うち豆などの邪気払いの行事として今も残っているそうです。北海道の冬は長いのですが、節分を過ぎるともうすぐ春が来るのだと気持ちも晴れやかになりますね。
当院の節分はちらし寿司献立。安全に食事をしていただくため、豆のかわりに、口の中に入れるとすぐ溶けてしまう卵ボーロを代用しました。

  • 節分
    節分


行事食(桃の節句2023年3月3日)

桃の花は古くから日本で厄除けの花として知られていて、女の子の健やかな成長を願うこの行事に厄除けの願いと彩りを添えています。
北海道もやっと春の訪れを感じる季節。すこし目先を変えて洋風ちらし寿司に手作りのカードを添えて提供いたしました。

  • 桃の節句
    桃の節句


行事食(ゴールデンウィーク)

4月から5月にかけての連休は、いつもは会えない家族と一緒に過ごしたり、花見や旅行に出かけたり、楽しい行事があるご家庭も多いのではないでしょうか。
病院給食でも雰囲気だけでも感じていただけるように、心をこめてお食事を提供しております。
5月5日の献立はふくさ寿司。手作りの薄焼き卵が家庭の味を思い出させてくれます。鯉のぼりのポップアップカードを添えて提供いたしました。

  • 昭和の日
    4月29日昭和の日
  • 憲法記念日
    5月3日憲法記念日
  • みどりの日
    5月4日みどりの日
  • こどもの日
    5月5日こどもの日


行事食(七夕)

7月7日
七夕の行事食はそうめんです。
“そうめん”を食べるようになった由来は様々な逸話や行事がもとになっているといわれています。
例えば、もともと日本にあった「棚機(タナバタ)」という禊の行事や中国の「乞巧奠(キコウデン)」に登場する織物や糸、「織姫と彦星の星伝説」、中国の逸話にでてくる索餅という小麦粉を捻ったお菓子など。
いずれも“願いが叶うように”という人々の気持ちが込められています。私たち職員も「入院患者さんの願いが叶いますように」と祈りながら、今年も“そうめん”の行事食を提供させていただきました。

  • 七夕
    7月7日七夕


行事食(8月~9月の行事食)

病院では、8月10日山の日、9月18日敬老の日、23日秋分の日、29日十五夜に行事食を提供しました。
十五夜の行事食は、月をイメージして作った丸い蒸し料理「里芋まんじゅう 柚子あんかけ」。
患者さまは夜、外で月を見ることはできないのですが、季節を感じていただけるような行事食を心がけております。

  • 山の日
    8月11日山の日
  • 敬老の日
    9月敬老の日
  • 秋分の日
    9月23日秋分の日
  • 十五夜
    9月十五夜

栄養指導

入院及び外来患者様の栄養状態と各栄養素との関係を説明し、病状に応じた食事内容を理解していただきます。

対象者 外来患者様または、入院されている患者様で主治医より栄養指導依頼のあった方
対象疾患 糖尿病・腎臓病・肝臓病・肥満症・貧血・高脂血症・高血圧食・痛風・胃腸疾患・潰瘍性大腸炎など、さまざまな食事指導を行っております。
胃潰瘍食、貧血食、検査食、濃厚流動食(疾患有り)
指導内容 ①医師の指示の下で患者様、個々の病状に合わせたお食事の説明をします。
②家庭でのお食事内容を定期的にチェックし、食生活の見直しをアドバイスします。
お申込先 主治医または、担当看護師(診察時にお申込下さい)
予約制(1人約15~30分程度)
実施日等 実施日:月曜~金曜日 8:45~17:15
土曜日 8:45~12:00(第2・4土曜日を除く)
※外来休診日を除く
場  所:1階栄養相談室。入院患者様は、病室で行う場合あり。

栄養サポートチーム(NST)

NSTとは?

すべての疾患の治療上共通する基本医療である栄養管理を、個人や疾患に応じて適切に実施する職種の壁を越えた集団(チーム医療により栄養管理を行う集団)です。

栄養サポートについて

入院患者さまの栄養状態をよりよくする目的で、医師・看護師・薬剤師・検査技師・管理栄養士がチームを組んで栄養管理を行っています。
その中で、管理栄養士は患者さまの食事の内容や形態を医師に提案し、栄養管理を行っています。